こうこうせいくいず

 テレビを眺めながらレビアは呟いた。
「高校生クイズってさ、内容が高度なのはいいのだけれどそれのどこがどう高度なのかを説明してくれないから嫌なんだよね」
 それを聞いたパクリコンは、何気なく答えた。
「昔はそうでもなかったんだよ? 一問一問に対して薀蓄や補説があってさ、結構楽しかったんだよ。今では普通の知能対戦ゲームみたいになっているけれど、それでもやっている当人たちの姿勢からすれば、同じものなのだろうしね」
「うーん……そうなんだろうけれどさ」
 レビアは納得のできない声色で返す。
「でもね、高校生クイズを見ていて、どうしてもっと細かく高校生たちが知識と知識のぶつかり合いをしているのかを放送局が伝えないのかがもどかしく思えてさ。単に、最近のエリート高校生すげー、って思わせるためだけの番組になれ果てているのがすごくやるせないよ」
「だろうね」
 パクリコンは短く答えた。
 番組が終わりを向かえ、やがて優勝高校の表彰式に移る。
 三連覇を達成した今年の優勝校のリーダーは、幾多にわたる試練を乗り越えた勇者の顔をしていた。
「レビアちゃんならさ」
 パクリコンはふと尋ねた。
「高校生クイズに出られるくらいの子だったんじゃないの?」
「とーんでもない」
 レビアは大袈裟な口調で答えた。
「高校生の頃のあたしに高校生クイズに出ろだなんて、そんなの、パクリコンさんに小畑健の絵柄で漫画を描けと言うようなものだよ。そもそもの土台が違いすぎる」
「そうか……俺にとっての小畑健のような存在か……」
 パクリコンはどんよりした声で呟いた。
「でーも!」
 レビアはパクリコンのほうを向いて言った。
「もしパクリコンさんの漫画の作画が小畑健みたいなものになったとして、パクリコンさんの漫画を読み続けられる自信があるかは分からないよ。パクリコンさんが努力して小畑健みたいな作画にしたのなら喜んで読み続けるだろうけれど、作画だけを小畑健が担当したんじゃ読む気半減だもん」
「そう……なの……?」
「それに」
 レビアは屈託の無い声で続けた。
「パクリコンさんの絵柄を小畑健の作画と比べたって意味が無いもん。どっちがうまいとか、どっちが細かいとか、技術的なことなんてあたしには分からないよ。でもね、だからこそ、はっきりと好き嫌いで決めていいものなんじゃないかな。パクリコンさんだって、あたしと、この高校生クイズに出ている子と比較しても、好き嫌い以外に判断材料なんかほとんど無いでしょ?」
 そう言われて、パクリコンは俯いていた顔を上げた。
 レビアが大きな目でじっとパクリコンのほうを見つめていた。
 パクリコンはそっと指を伸ばし、レビアのヘッドギアをこつんと突いた。
「さすが、大学生になると言うことが違うな」
 パクリコンとレビアは、ふふっ、あははっ、と笑った。
「まあね」

 そんな大学生の未来は、とても明るく輝いて見えた。

続きを読む

そうたいろん

「部屋に……二人っきりだね」
「うん……」
「それじゃあ……しよっか」
「うん……」

「「相対性理論の勉強を」」

続きを読む

かまあげ

 饂飩が茹で上がるまでの時間が長かったので、釜揚げうどんをサービスしてもらった。
 こんなことってあるんだなあ。

続きを読む

えびなっ

 今日ほど海老名を満喫した日は無い。

続きを読む

おさんぽ

 秋葉原のお散歩。
 朝の5時くらいの秋葉原はとても綺麗だ。

続きを読む

プロフィール

パクリコン

Author:パクリコン
ピチロの世界の住人。

最新記事
最新コメント
リンク
FC2カウンター
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
FC2 Blog Ranking