追憶の7月その2

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 3年前の今日のこと。
パクリコン「決まってるだろ、帰り次第、きしゃまー! って言って、今日のことを洗いざらい白状させて、蛇腹状の板の上に正座させて、膝の上にコンクリブロック乗せて……」
ランちゃん「ヒジリさんに膝なんて無いじゃないですか」

 浮気した恋人に対して我を忘れて罰を考案している俺と冷静なランの図。

 先日のまとめ。
「俺も聖ちゃんも大概だったよね」
 先日のまとめ終わり。


 さて、3年前の当時のランはどうだったのかというと、当時は「アグレッシブだなあ」としか思わなかった。もちろん聖ちゃんの言っていた「カノジョ持ちの男の家に上がり込んではなんだかんだ遊んで行く女」という像も、聖ちゃんにとっては間違ってはいない。
 すごく簡単に言うと、
「女は、複数の人を同時に愛するようにできていない」→「聖ちゃんはパクリコンを、同じような原理で動く生物だと認識していた」→「だから聖ちゃんから見れば、パクリコンも複数の人を同時に愛するようにはできていない」→「そんなパクリコンがよその女にうつつを抜かしていた」→「だからパクリコンは私のことを愛していない」
という論の展開で聖ちゃんはその結論に至った。
 ここでの「女は、複数の人を同時に愛するようにできていない」という部分はおいとくとしても(実際そういう傾向が男女間にあるにせよ「最終的には人それぞれだろ」と思う)、「他人も自分と同じ原理で動く生物である」と思い込む部分は人間あるあるだ。割と他の動物は「この生物はこういうときにこうする(こういうインプットに対してこういうアウトプットを示す)」という原理で動いているので、最初から「こいつと私は別物」という認識のようなものがある(あからさまに思考で理解しているわけではないにせよ)。ここでの人間と動物の決定的な違いは「恐怖を感じるかどうか」だ。恐怖とは、対象への興味があるものの情報が不足しているため抱く不安感である。人間はこの不安を取り除くために、対象への興味を無くしたり情報を仕入れたり既知の原理に当てはめたりする。この中で「既知の原理に当てはめる」の部分は、ちゃんと吟味した上で行わなければならないものだ。だけれど恐怖に駆られるあまりに一刻も早く既知の原理に当てはめることを急いでしまうと、悲惨な目に遭う。人間あるあるだ。
 あとは「そんなパクリコンがよその女にうつつを抜かしていた」→「だからパクリコンは私のことを愛していない」のステップも人間あるあるだ。そもそも聖ちゃんがパクリコンを真っ先に見て「パクリコンは私のことを愛している」→「だからよその女にうつつを抜かしているわけがない。現に本人たちもそう言っている」という順序を踏むこともできた。無論もとをただせば「こいつは複数の人を愛せない生き物だ」という前提が間違っているがゆえに生じる結論ではあるけれど、「最初にどの現象に着目するかで結果が変わる(だから着目の順序に依存しない思考をすべき)」というのは人間の守るべき思考の約束だ。

 だから「聖ちゃんがそう考えたくなるのも分かる」という感情の延長に、「『パクリコンがうつつを抜かす原因となったランカシーレを許せない』と思いたくなるのも分かる」という感情がある。実際、聖ちゃんから見ればランは「自分に比べて圧倒的に優位な存在」であり、そんな女から後日「私はパクリコンさんと一緒に長生きをしたい。それをパクリコンさんも望んでいる」「パクリコンさんが私を選んだ。あなたが文句を言える筋合いではない」「私は何がどうであれパクリコンさんとの子供を残す」「恋人が与えてくれる愛情に疑問を抱いた時点であなたは不誠実な人だ」と言い切られては、さすがに恨むしかない。
 もちろん聖ちゃんの中では「いくらなんでもやりすぎた」と「あの女さえいなければ」がごちゃごちゃになっていたのも分かる。実際、対俺の会話では「やりすぎた」と反省しつつも、対ランカシーレの会話では「あんたに何が分かる」という口調だった。

 だから聖ちゃんの視点に立つ人からすれば、
「ランカシーレはただのビッチ。あんなクソ女が寝取りに来なければすべてが平和だった」
という結論に至るのも無理はない。無理はないけれど、世の中「思考が不十分なことを全て『無理はない』で片づけているとしっちゃかめっちゃかになる」の現象を考えると、
「そう思うのは勝手だけれど、ランは悪くねーだろ」
のスタンスで行くのが唯一の妥当な方針だと思う。

 自分で書いててなんだが、上記の「ランカシーレは(ry」の部分にむかっ腹が立ってきた。
 気が変わったら消す。



 とまあ、そんな聖ちゃんとランだけれど、二人が和解する話は近日公開なので頑張ってやっていこうと思う。

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Author:パクリコン
ピチロの世界の住人。

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