エンジェリオンちゃん

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 彼女はエンシェントホーリーワイバーン君と同じ高校に通う女の子である。
 ある朝の事、
「遅刻遅刻~!」
とエンジェリオンちゃんは通学路を走っていた。すると街角で白い竜の少年とぶつかってしまう。彼の名はエンシェントホーリーワイバーン君といった。こけて膝を擦りむいたエンジェリオンちゃんを一刻も早く学校の保健室に連れて行くべく、エンシェントホーリーワイバーン君は彼女をお姫様抱っこして空を飛び高校へと急いだ。
 勝手に空を飛んだカドでエンシェントホーリーワイバーン君は罰則を受けてしまうのだが、そんな彼にエンジェリオンちゃんは少なからず好意を抱くのであった。
 しかしある日の事エンジェリオンちゃんはレビアちゃんとエンシェントホーリーワイバーン君が仲良く話しながら歩いているところを目撃してしまい、激しい憎悪と嫉妬に駆られた。なかば自棄になりそうな心情の中で彼女は悟った。
「これは私に力が足りないからに違いない」
 エンジェリオンちゃんは更なる力を手にすべく、そしてエンシェントホーリーワイバーン君を振り向かせるべく、暗黒の魔力に手を染めていくのであった。
 やがて悪に堕ちたダークネスエンジェリオンちゃんを救いだすために、エンシェントホーリーワイバーン君は彼女の勢力に戦いを挑む。満身創痍になりながらもダークネスエンジェリオンちゃんのところまでたどり着いたエンシェントホーリーワイバーン君は彼女にただ一言、
「僕はありのままの君が好きだった! 後生だ、元の君に戻ってくれ!」
と叫ぶ。
「じゃああの女は何なの!? 力無き私より、力有るあの子のほうがいいんでしょ!?」
とダークネスエンジェリオンちゃんは問うた。
「違う……!」
 エンシェントホーリーワイバーン君は静かに答え、首を横に振った。
「こんな形で力を手にした君なんて、君じゃない! 僕は……君が元に戻ってくれるのなら何だってやってやる! そして本当の力とは何なのか、僕が今ここで教えてやる!」
 そうして、エンシェントホーリーワイバーン君とダークネスエンジェリオンちゃんの戦いの火ぶたが切られた――。

 数日後。
 街では破壊された建物が次第に建て直されつつあった。
 そして登校が開始された日のこと、そこにはエンシェントホーリーワイバーン君とエンジェリオンちゃんの姿があった。
「レビアちゃんは僕が小さい頃からの幼馴染のお姉さんでね。これがすごい心配性でさー」
「あははっ、エンシェントホーリーワイバーン君を見てたらなんとなくそんな気がするね」
「どういう意味だよー」
 笑いながら歩く二人に、一人の少女が追いつく。
「おはよっ、お二人さん。仲良さそうで何よりだね」
「うん!」
「はい!」
 レビアちゃんの問いに二人は尾を振りつつ答えた。
「ところでゆっくり歩いているようだけれど、始業のベルまであと10分しかないよ?」
「げげっ! まずい!」
「急ぎましょう!」
 こうして三人は高校へと駆けてゆくのであった。

「遅刻遅刻~!」

(おしまい)

~~~

 なおエンシェントホーリーワイバーン君がダークネスエンジェリオンちゃんの力(制御済み)を借りてパワーアップした姿が《黒光星・神龍》である。二人がともに戦う姿は実に美しい。



 今日の午前中は自宅でのんびりしていた。
 のんびりといっても、自宅でできる仕事がある以上それはもう「のんびり」とは違う。しかし世の中の「遅刻遅刻~!」と言いながら学校なり会社なりに行かねばならない人々と比べると幾許も「のんびり」のスタイルであることには違いない。
 俺は二度と「遅刻遅刻~!」と言いながら走らないぞーッ! ランカシーレーッ!

 「ランカシーレ」という名前ほど呼びにくいものはない。
 「パクリコーン!」とか「レビアー!」に対しての「ランカシーレー!」が持つコレジャナイ感は半端ない。
 そりゃたしかに「ランカシーレー」という語感は古典ギリシア語っぽくてかっこいいけれどもさ……。


 今日はプールで泳いだ。オリンピックでも大人気のプールである。
 今回は「100メートル泳ぐ」→「50メートル歩く」を5回繰り返した。これでも45分はかかるのだから、水泳に費やされるエネルギーたるや半端ない。

 その後研究室でスカダラピーさんから水泳の話を聞いたりなんだかんだしたりする。
「漠然としとるなあ……」

 それから自宅の掃除をした。
 そしたらピッカピカのトゥルットゥルになった。
 俺達の愛の巣がこんなに綺麗なはずがない。

 そして植物さん達と一緒にご飯を食べつつ、レビアっ子をいじりいじりしつつ、眠りに就くのであった。

 なおまどオンのレイドランキングは現在222位くらいである。
 頑張って頑張ったら100位以内に入れるか……な……?
 実にワクテカが止まらない年頃だ。

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Author:パクリコン
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