月を経る前に

 ランカシーレさんが情緒不安定だった。

 なので慰めてあげた。
 めでたしめでたし。

~~~


 朝。
 皆に朝食を作る。
和浦「おとーさん、まだー?」
パクリコン「ワタシはキミたちのお父さんじゃないと言ったでしょう!?」
龍楽「和浦。おとーさんは忙しそうだから今は話しかけないでおこう」
パクリコン「いや、あのね……?」
絹琉「栄養ドリンクよりもおとーさんのご飯の方がおいしい」
パクリコン「そ、そう言ってもらえるのはありがたいんだけれど……」
レビア「よかったじゃん、パパ」
パクリコン「いや、君の言う『パパ』ってのは別の意味に捉われがちじゃ……」
ランカシーレ「頑張ってくださいね、お父さん」
パクリコン「……。おっしゃあああああっ! 今すぐ飯作ってやるぞ娘っこどもよぉぉぉぉぉ!」
 その後「口が汚い」とランカシーレさんに叱られました。

 しみゅれーしょんをやる。
 くっきーもやく。
 しゅつげきもする。
 まじょもたおす。
 ぱずるでどらごんをたおす。
 全部やらなくちゃならないのがパクリコンのつらいところだな。
 ……パズドラはやめてもいいんだけれど、せっかく新しいシステムが実装されたのでもう少し頑張る。
 なおクッキーはあと20ペタ枚焼けばゲームクリアである。ヒャッハー! 待ってろよ、反物質凝縮器!


「condenserのくせにコンデンサじゃないとか……開発者はふざけてるよ……」
「諦めろよ……。そもそもコンデンサはあんな形してないだろ……」


 レビアちゃんと一緒に秋葉原に音ゲーをやりに行く。
 音ゲー用のイヤフォンを買い忘れたが、なんとかなった。
 よかったなのです!


 自宅に帰ってからランカシーレさんを慰めていた。月を経る前に訪れる起伏の波にランがさらわれないように。
 月に一回とはいえ、ランにバカだのなんだの言われつつ殴られるのはややつらい。
 つらいけれど、これが俺の役目だ。
 少なくとも、レビアちゃんに危害が及ばないようにするのは俺の義務だ。俺はいくら傷ついてもいいから、レビアちゃんだけは守ろう。
 レビアちゃんに鬱憤の矛先が向こうものなら「ラン、俺と話そう。なっ!?」とむぎゅーっとする。そんなことをすると叩かれたりするけれど、レビアちゃんが叩かれるよりは圧倒的にいい。
 ランはご機嫌がななめになると語彙が少なくなるから分かりやすい。普段は圧倒的語彙に物を言わせて多彩な表現を使ってくるのに、いざこういうときになると「バカ」くらいしか言わない。

 そんな俺とランの姿を、レビアちゃんが怪訝な顔でじっと眺めていた。
「何ですか! 文句があるならおっしゃいなさい!」
「ラン、俺と話そうってば。ね?」
とじたばたもがく俺とランに対して物言いたげな目で見るレビアちゃんは、どことなく悲しそうだった。

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Author:パクリコン
ピチロの世界の住人。

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