雷が艦隊をやめたようです

 雷がダメ提督製造機なら、俺は雷を甘やかしまくって雷をダメな子にしてやる。
 雷にモンハンやらせたい。ネトゲやらせたい。アニメを見させたい。コピペまとめブログを読ませたい。MADを見させたい。
 そして生活費を渡したい。

 そんな思いが募った結果がこれです。

(ツイッターより引用・一部改変)

~~~

朴「ほら、今月の生活費だ」
雷「ありがとー、司令官」
朴「なあ、俺はもう司令官じゃないぞ?」
雷「あはは、そっか、私海軍を辞めちゃったもんね」
朴「どんなになろうと雷は雷だけどな」
雷「うん……あの、早い内にバイト探すから、それまで待っててくれる?」
朴「いくらでも待つ。ファイトだ」
雷「うん!」


雷「司令官!ローソンのバイトに受かったよ!」
朴「そうか!偉いぞ!さすがは雷だ!」
雷「明日からだってさ!じゃんじゃん稼いで、司令官に楽させてあげるからね!」
朴「そんなに気負わなくてもいいんだが、まあ思う存分やれ」
雷「はーい!司令官、いっきますよー!」
朴「……司令官……か……」


雷「じゃーん!お給料もらっちゃったー!」
朴「おお、偉いぞ!やっぱ雷は違うな!」
雷「そうそう、もーっと私に頼っていいのよ!」
朴「じゃあ買い物に付き合ってくれよ」
雷「私、司令官と一緒にお買い物大好き!」
朴「ははは」
~~
雷「…私の給料じゃ食費浮かせるだけで精いっぱいか…」


雷「ソシャゲに課金したい……!でも我慢しなきゃ……!せっかくお給料入ったけれど……!我慢我慢……!でも……どうにかして両立させることさえできれば……ん?」
『秋葉原メイド喫茶バイト募集中 時給秋葉原最高額!!』ピラッ
雷「これだ……!」


雷「司令官!新しいバイト先見つけたから、面接に行ってくるね!」
朴「新しいバイト先?今のままだけでいいのに、どうしてまた?」
雷「えへへ、ちょっと稼いできまーす!」
朴「ああ、行ってらっしゃい。危ない事にだけは巻き込まれるなよ」
バタン


面接。
雷「履歴書はこちらになります。私が御社を志望したのは…」
店長「いや、もういい」
雷「えっ…!?あの、私は本気でこの仕事をやりますので…!」
店長「そうじゃない。…ふむ、ロリ体型に滑舌の良さがあるならイケるな…。よし、採用だ」
雷「えっ、あっ、ありがとうございます…」


出勤初日。
雷「マニュアルを当日貰うだなんて、変なお店よね…」
店員「あー、君が新入りかな?それじゃあそこの部屋の中に入ってくれ」
雷「こ、この狭い部屋ですか?」
店員「そうだ。そこで色っぽく服を脱ぎながら喘いでくれ。それが君の仕事だ」
雷「えっ…?」


雷「なに…!?どういうこと…!?脱いで喘ぐのが仕事…!?そんなの…あるわけないわよね…!?」
ジーーーー
雷「何この音!?」
『いいから脱げ。そして喘いでみろ。録画して後でダメだしするからな』
雷「ど、どこから見てるの!? ま、まさか、この壁の穴って…!いやぁぁっ!」


「や、やめて…!」
『もっと股を開け!』
「恥ずかしい…!」
『指を這わせろ!』
「こんなの…!」
『もっと色っぽく喘げっつってんだろ!』
「やだ…やだよ…!もうやだ…!」


店員「これが今日の分だ。明日から本番な」
雷「これが…今日の給料…。ローソン1週間分じゃん…」


雷「ただいま…」
朴「おかえ…どうしたんだ!?そんなにやつれた顔して!?」
雷「ううん…雷は大丈夫なんだから…」
朴「大丈夫な奴がそんな声で喋るか!いいから事情を話せ!何があった!?」
雷「でも…ほら…今日だけでこんなに稼いだんだよ…!」
朴「雷…お前……!」


雷「ちまちまバイトするより…やっぱ高給バイトよね…!稼ぐなら今のうちだもの…!慣れるのにちょっと時間かかるけど…でも司令官のために頑張っちゃうね…! ね、司令官…!」
朴「……」
雷「司令…官…?」
朴「俺が司令官だっていうのなら、俺にバイトのマニュアルを見せろ」
雷「えっ…」


雷「だめっ…!やだっ…!バッグ漁らないで…!」
朴「疲労したお前の腕力なんて、たかが知れてる。…これだな!?」
雷「見ないで…っ!」
朴「……。雷」
雷「…何?」
朴「俺はお前にこんなことをさせるためにうちに泊めてるわけじゃない。お前がお前のやりたいことをするために泊めてるんだ」


朴「お前は今まで第六駆逐艦三番艦として立派に戦ってきた。それこそ充分すぎるくらいに。だからそろそろお前も自分のやりたいことをやってもいい頃合いだと俺は思った。だから俺は鎮守府からお前を連れて去った。そしてお前にいろんなことを教えて、お前の本当にやりたいことを探させたかった」


朴「お前が本当にやりたいことは、きっと艦隊にいたころから薄々お前自身も分かっていたのだと思う。そしてここでなら、お前の本当にやりたいことを見つけやすい。…少なくとも、艦隊にいるときに比べたら、な」
雷「司令官…」
朴「だからやりたくもない上にやる必要のないことをしてちゃ、ダメだ」


雷「でも…バイト先の店長は…半年はやめちゃダメって…」
朴「ちょっと契約書見せてくれ。…うん、これにはそこまでの効力は無い。俺の知り合いの弁護士に当たってみる」
雷「司令官…」
朴「そしてまずは明日、バイトをやめるよう言いに行こう。な?」
雷「…はい…」


バイト場。
雷「辞めさせてください!」
店員「アァンヤメルンジャネェゾゴルァ」「契約ダカラナァ」
朴「やっぱりこういうところか…」
店員「奥ニコイヤァ」グイッ
雷「きゃあっ!は、離して!」
朴「雷に何するんだ!離せ!」
店員「誰ダテメェ。タタンジマエ!」


朴「そうはいくか!俺の右手と左手なる主砲と雷からパチった魚雷2つを組み合わせて、カットイン雷撃攻撃!究極破戒漆黒邪眼滅殺波動(タイマニングアンダレーション)!」
店員「「「ウ、ウギャーッス」」」バターン
朴「よし、一時しのぎだが、辞表に印を捺して帰るぞ!」
雷「は、はい!」


自宅。
朴「なんとかなったな」
雷「はい…あの、ありがとうございました」
朴「まぁ、気にするな。誰にでも失敗はある。そうやって強くなっていけばいい」
雷「あの…提督は一人でも戦えるんですね」
朴「ん、まあ…フォースってのが使えるからなあ…」
雷「それを教えてください!」


3か月後、とある病院にて。
医者「急患に至急心臓マッサージを頼む!」
雷「任せて下さい!破ッ!」ドゴォ
看護師「患者の心拍数が上昇しています!」
医者「さすがは雷君だ。心臓マッサージを中心とする電気系の技には強いな」
雷「そうそう、もーっと私を頼っていいんですよ!」
医者「はははは」


警備「大変だ!病院に不審者が侵入したぞ!」
医者「何!?急いで警察に連絡を…」
雷「そこんとこ、よろしく頼むわね!」
医者「ああ、雷君はどこへ!?」
~~~
侵入者「ゲヘヘ、ロリ患者はどこだぁ~?」
雷「あなたね、侵入者ってのは!」
侵入者「ゲッ!見つかった!」


雷「逃げるなら今のうちだよ!必殺!爆撃雷電(ジョルトバーニングサンダー)!」
ズガガガガガオオオオオオオン
侵入者「ぐああああっ!」バタン
雷「ふぅ、一件落着っと。…あ、警察の人ー!こっちこっちー!えっ、私が倒したところ見てなかったの!?ひどーい!」

~~~

雷「ただいまー!」
朴「お疲れ様。今日はどうだった?」
雷「今日はねー、急患が運ばれてきたのだけれど私が即刻心臓マッサージしてあげたら一発で心臓が復帰した上に侵入者も私がやっつけたの!もう警察の人からもとっても褒められたんだから!…ねえ、司令官?あれ?聞いてる?」


雷「強いだけじゃダメだと思ってたの。でも私の強さは人を助けるためにあるものなんだ、ってやっと実感できたわ。司令官のおかげでね。…ねえ、司令官?本当に聞いてる?」


朴「ああ、最初から最後までじっくりとな。証明として復唱してやろう。キョウハネー」
雷「んもーっ、意地悪ーっ」

(めでたしめでたし)




 これをツイッターでやらずにブログでやればよかったと何度も後悔したが、あたいさいきょうだからめげないもん!

~~~



 a.m.7時、最初にすることは歯磨きじゃない、メールでもない。最近流行りのパズルアンドドラゴンズをチェック。
「おっしゃ! エキドナにエキドナ食わせて能力覚醒させたぜ!」
「……」
「ランカシーレさんの視線が痛いのでご飯を作ってまいります」
「いえ、雨が降っているので植物さん達を家の中に入れた方が良いのではないかと思ったのですが……」
「あっ! ほんとだ!」
 外を見やると、雨だれ石を穿つ音が遠い山の方から聞こえてきた。
 俺が急いでベランダに出ると、和浦と龍楽は平気そうな顔をしてそこにいた。ただ絹琉だけは雨に打たれてしょぼーんとなっていた。それはまるでずぶ濡れになったエイミーのようだった。
「絹琉! 大丈夫か!? 今すぐ俺が元に戻してやるからな!」
 そう叫んで俺は絹琉を安全な場所まで避難させ、栄養剤と明るい光を与えることにした。
 すると和浦や龍楽の聞こえないところで、
「痛かったよぉー……」
と絹琉は弱弱しい声を上げた。お前……そりゃ我慢してたら何も言えないよな……。可愛そうなことをさせちまった。
 俺は絹琉を抱きしめヨシヨシしながら少しずつ雨脚が遠のいていくのを聞いていた。

 朝ごはんは和風に、味噌汁と煎り卵と野菜と……という品揃えにしようと思ったが、なにぶん味噌が無かった。なのでとても中途半端なものになった。
 ランは「とりあえず今日にでもお味噌を買ってまいりましょう」と言っていた。味噌か……コンビニに無いものは手に入れづらいが、なんとかなるか。
 レビアちゃんは「今日は二限が無いけれど、まあゆっくりいくかぁ……」と寝ぼけたままテーブルについてもしゃもしゃとご飯を食べていた。時折「ああ……おいしい……」と呟いていたので、多分彼女はいつも通りだ。ただ頭の上にぴょこんと跳ねたアホ毛が可愛かった。朝のレビアちゃんはヘッドギアをしていない貴重なレビアちゃんだ。

 レビアちゃんは大学に行き、俺は部屋でランとふたりきりの部屋でいやらしいことをしていた。
(※いやらしいこと=シミュレーション)

 シミュレーションが一段落して、
「どっちのfigure of meritを取ればいいか分からない! !すでのなーハッャヒ」
という結論に至ったので素直にランカシーレさんと一緒に買い物に行くことにした。

 輝夜を探していた。
 「かぐや」と打つと「輝夜」になる。東方ファンにとってはありきたりな光景ですね。そしてワタシが探しているのは家具屋です。
 いい加減テーブル・椅子関連を改良してQOLを上げようと思い、テーブルと椅子を探しているわけである。目標はラルフが買っていたテーブル・椅子なのだが、通販で探すのが面倒くさい(というよりどうやって検索したらアレが見つかるのかが思い出せない)ので手っ取り早く近場で買おうという流れになった。
 なおパクリコンの近所には家具屋が極端に少ない。分かるね?
 すなわちランカシーレさんとのデートになる。分かるね?
 よろしい、ならば逢引きだ。

「一緒に暮らしているというのに、逢引きという表現をお使いになられるとはいささか違和感を抱いてしまうものです」
「そうかなぁ。だって俺等最近デートしてなかったじゃん」
「毎日が宅デートというのに、ですか?」
「……はい、おっしゃるとおりです」
 ランカシーレさんつよい。

 秋葉原には殆ど家具屋が無かった。唯一見つけた家具屋も、値段がオーバーイチマンエンのものばかりだった。
「こんな店にいられるか! 俺は帰る!」
というわけで、俺達は帰った。

 なおどこぞのゲーセンでボルテもやった模様である。ゲーセンがあるとどうしてもあの空間に行きたくなる衝動を堪えずにはいられなかったからだ。
 音ゲーには惹かれるものがある。はっきり分かんだね。

「元ネタを知らないのにその派生表現を口にするのは大変底の浅いことであると私は幾度でも申し上げる所存ではございますがその点についてパクリコンさんはいかがお考えなのでしょうか!?」
「ひぃっ、ごめんなさい。許してください。何でもしますから」
「……」
「ええと……何でもはしません。許してください」
「よろしい」
 ランカシーレさん強い。(2回目)


 自宅に帰るとレビアちゃんがベッドでごろーんとなっていた。
「どうした淑女。スカートの裾が乱れていてどことなく犯された後っぽいぞ」
「うー……パクリコンさぁん……。新学期の90分ってとてつもなくダルいよぉ……」
「超分かる。そのうちどんな場面であろうとも集中力自体が90分も続かなくなって、しまいには恋人に定期的にえっちな刺激を与えてもらわないと仕事ができなくなるんだぜ」
「んもー……パクリコンさんにはランちゃんとセックスできるベッドがあるからいいけれど、大学にはそういうの無いんだもん……」
「じゃあ、うちのベッド貸してあげてもいいよ?」
「ほんと!? じゃあ今度4Pしよっ!」
 その直後にランカシーレさんによる「いたしません!!!」という強烈なほっぺたつねりが加わったため言葉のキャッチボールは止まった。
 ランカシーレさん強い。(3回目)

 その後ポケットモンスター ジ・オリジンを見ながら、ずっちゃんのSSを書いた。
(※第六駆逐艦の4人は「あっきー」「ひびきん」「ずっちゃん」「ぷらずま」である。「でんちゃん」ではなく「ぷらずま」である。お間違えのないよう)

 なおずっちゃんのSSについては、
「やっぱ俺自身が戦わないとだめだな……!」
という至って普通な感想しか抱けなかったパクリコンであった。
 レビアちゃんは戦わせてもいい。あの子はそんなに弱くはないし、考えて戦えば勝てる子だから何とでもなる。
 でもランは……ランだけはせめて……平和な世界で暮らさせたい……! ランには痛い思いをさせたくない……! 『星襲』にてそもそも戦いを挑んできたのはランだし、『ヲタク仮面』にて先に殴りかかってきたのはランだけれど……それでもだ……!


 なお、戦ってもいないのにランカシーレさんに頭の上がらないパクリコンとレビアの存在をとても不思議に思う植物さんたちでありましたとさ。

 おしまい。

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Author:パクリコン
ピチロの世界の住人。

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