踵で虐げ

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 ランカシーレ女王は巨大な陰茎に追われていた。
 逃げ惑っていたランカシーレ女王を、陰茎は触手とともにとうとう崖っぷちまで追い詰める。
 するとランカシーレ女王は向きを変え、追手の主である陰茎をしたたかに踵で踏みつけた。
 吹き荒れる風、飛び散る精液。
「これ以上近寄るようでしたら、この陰茎の息の音を完全に止めます!」
 ランカシーレ女王の声が響き、触手は動きを止めた。
 ひくりひくりと弱弱しく脈打つ陰茎にはほとんど力が残されていなかった――かのように思えた。
 次の瞬間、陰茎は不意を突いてランカシーレ女王へと襲い掛かる。

~~~


 前回の絵を友人に見せたところ、
「踏んでいるのはちんちんじゃないんだ?」
という反応が返ってきたので、今回は堂々とちんちんを踏んでもらった。


※前回の絵
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 描き終えてから、ちんちんが描けていることに気付いた。今まであれだけ描けなかったちんちんが、だ。
 やはり自分のイチモツを頭に浮かべながら描くととてもうまく事が運ぶようだ。自分の目で見て自分の手で触ったものの存在感たるや計り知れない。

 ランカシーレ女王様のドレスが毎回似ている。特に紺色のロングトレーンがあるところは毎回同じだが、そのロングトレーンが腰のあたりにあるかどうかは日替わりだ。個人的にはおっぱい周りでロングトレーンを留める様にぐっとくるのだけれど、
「これ、普通に歩いているだけでずり落ちるよな……」
という思いを打ち消せなかったため現在に至る。
 ピンクのガウンがあるのと無いのとでは威厳が違うので、積極的に描くことにした。押し倒されればすぐ犯されるような存在の子が贅沢にガウンやトレーンの裾を広げて引きずる様は劣情を抱かせてくれる。ランカシーレ女王様が裾をたくしあげつつ周囲に気を遣いながらトレーンやガウンを堂々と広げて歩く様には、不相応なまでの美しさが宿る。そしてその美しさを穢すまいと、滴る精液からランカシーレ女王様が必死に逃げ惑う様はとても扇情的だ。それに穢れを覚悟して靴の踵で陰茎を踏みつぶそうとする様もまさに『最大の弱点にもっとも近い部位を使った攻撃』に他ならず、魅力的である。
 ワイヤーパニエやクリノリンも無しに裾がこれだけ広がるのはありえないが、それらを含めて裾をたくし上げる様を描くと結構野暮ったく見える。なので勝手に裾が広がるドレスなるものを毎回着てもらっている。じつにイデアのイリアステルですね。
 とはいえ勝手に裾の広がるドレスは全人類の希望の的だ。実際座ったり立ったりするときのことを考えると、必要に応じてドレスの裾が広がってくれるのはとても便利である。織物業界には是非とも理想のドレスを開発してほしい。
 それから、ああいう帯の無いガウンを着て歩いているとどうしても胸をさらけ出す具合になる。ましてや裾を引きずっているガウンだとなおさらだ。なのでああいう具合にいい感じにガウンがおっぱいにかかることはまず無いのだが、これまた織物産業が発達すればこういった理想的なガウンを作ることができるのではないかと思えてならない。
 気合い! 入れて! 織ります!

 ランカシーレさんの髪の毛がぺらっぺらになったなぁ、と感じる。
 今回は今風のデザインの練習だと思って描いたので問題は無いし、練習の余地はあれどこれはこれでアリだと思えた。ただああいうぺらっぺらな髪の描き方をするとどうしてもぱっつんぽくなってしまう。今まで散々ランカシーレさんに「ぱっつんだけはやめてくれ」と苦し紛れなお願いをし続けてきたのにも関わらず、まさかここにきて「ぱっつんも案外いける」と感じられるとは思ってもみなかった。無論ぱっつんと言っても割と毛先を斜めに切ってあるので、ぱっつんらしいぱっつんではない。あくまで当社比でのぱっつん度合いが凄まじいだけだ。
 とはいえ聖ちゃんもぱっつんだったし、「どうして俺はぱっつんが嫌いなんだ?」という疑問が残る。リーゼさんがぱっつんにしても似合うだろうし、ぱっつんのレビアちゃんなんか凄まじく可愛いだろうし、やっぱり単に俺が食わず嫌いをしていただけなのだろうなあ。
 食わず嫌い、よくない。良い子は全部食べる。

 ところでこの陰茎がランカシーレ女王様の膣に入るとどうなるのだろう。下手をしなくてもこれはランカシーレ女王様の胴体と同じくらいの太さのちんちんなのだから、お命が危ないどころではない。『先っぽだけ』とかでも無理だ。まさに、凌辱とは殺すことと見つけたり、である。
 誰の言葉やねん……。

 将来何かが凄まじい具合に転んで今日のイラストのドレスがコスプレ用品として出回ってくれたら超嬉しい。げんしけん二代目を見ていて抱いた、
「ピチせかの同人誌を作ってもいいんだよ!」
という情動と同じくらいに、
「ピチせかキャラのコスプレをしてもいいんだよ!」
と感じる。
 ランカシーレさんが女王様であるようなお話は今のところ無いし今日のイラストは平たく言わずとも『今日のオカズ』に他ならないので、まずはランカシーレさんが普段着ているあの切れ込みの入った服から用意しないとな。
 ピチせかのミライは明るい。


「ランの味蕾って明るい色をしているんだなあ。ベロのねばねばをこそぎ取ってもいい?」
「はへへほはいはふ!」
「ん? OKってこと? じゃあ遠慮なく……って痛い痛い! 俺の指はポッキーでもプリッツでもありません!」
「全くもう、隙あらば不埒なことをなさろうとする。……で、今は何をなさっていらっしゃるのです?」
「俺の指に付着したねばねばを舐め取ってる」
「おやめなさいってば!」


~~~

 そんなジャンキーでクレイジーなジュテーブお似合いのジューシーな生活も、平穏な朝から始まった。

 昨日の夜はランと結構話した。
 ランに言われて初めて、ここ2週間休み無しで研究を続けていることに気付いた。一日たりとも安息日が無いまま常に何かに追われており、『朴勃ちぬ』のキャッチフレーズ『やらねば』のごとくシミュレーションだのお手紙だのを続けていた。
 シミュレーションによる研究とお手紙作成がほぼ連続していたため、お手紙作成に長らく時間をかけ過ぎたような気にさえ陥っていた。もちろん実際のお手紙作成が始まってからはたった5日しか経っておらず、インターナルレポートが5日で完成するのであれば誰も苦労なんてしない……というのがランの言い分だった。ランはそれに安息日の少なさを加味して、
「『やっても進まない』とか『やっても出来ない』だなどと仰る前に、『そもそもやれるような状態ではないのだから出来ない』という事実を素直にお認めなさい。『やっても出来ないから俺はダメだ』と仰るのは、せめてエネルギー満タンでコンディションが万全でおいしいご飯を食べた後に研究に取り組んでからになさい。自分自身の変化を評価する際には、評価の対象以外の要素に対する吟味をちゃんとなさい」
とド正論を言われた。
 あとは人の脳の成り立ちや心理の発達についていろいろ教えられた。集中や思考の際には必要な神経の電圧を挙げねばならない事、その電圧をコントロールしているホルモンは特定の条件下でのみ放出される事、ホルモンの放出それ自身は体全体のバランスを取るためのコントロール機能を担っているから『特定のホルモンだけを無理して出す』ことは決して身体の為にならない事、ホルモンの作用によって事故を防ぐ仕組みやホルモンバランスを考慮しなかったがゆえに生じる事例などを詳しく教えてもらえた。
 最後にランは俺に、
「戦略的撤退なる言葉をお忘れにならないでください」
と告げた。
 忘れてたよ、そんな言葉。



 朝。

 研究室ミーティングがあるので出かける。
 パクリコンは風邪と悪寒の所為でマスクと長袖を装備した。したがってどこからどう見ても、
「今日は真夏日だというのに、あいつ大丈夫か?」
という姿となった。
 実際大丈夫ではないので、中らずと雖も遠からずといった具合である。

 研究室ミーティングではひたすら、
「寝るなー! 眠ったら死ぬどー!」
という睡魔との戦いを繰り広げていた。ここまで集中力が続かないのも珍しいケースだと思ったが、それ以上にもみーのサマースクールの報告についてしょーもない質問ばかりしていた自分自身に対して、
「ああ、今の俺は本来の俺じゃねえや」
と感じた。
 そんなわけで研究室ミーティングが終わり次第、
「これ以上外にいるのはまずい」
と思って自宅に避難した。

 なお今日の出席ボードには雷の絵を描いた。
 しれーかん!


 自宅では黙想していた。
 本当に黙想していた。己の脳神経の一つ一つをゆっくりと宥めては落ち着かせていった。消費する糖分を徐々に減らしながら、ニュートラルな位置に次第に戻っていった。

 陽射しが弱まってきた頃にお散歩に行った。
 レビアちゃんがついてきてくれた。特に何を話すという訳でもなかったけれど、二人でのんびり歩いた。レビアちゃん自身は、俺が危ないことをやりそうになるのを止めるつもりでついてきたらしい。そこまで危なっかしく見えたのか。
 けれどおかげ様で良い気分転換になった。適度な運動は自律神経の調子を整える。

 自宅で黙想をしつつ、イラストを描く。
 己の煩悩を出し切った絵なら2回くらいはオカズになる。
 おかげで二次三次ともに自給品でなければオカズとして務まらなくなった。しかしそれはそれで、
「俺はこれじゃないとだめだ。そして『これじゃないとだめだ』と思えるものを自分で作れる」
という自給自足サイクルが成立していることに他ならないので、今後AVを借りることが無いという事態に対しては特に残念だとか勿体ないといったことは感じていない。
 しかもこの自給自足サイクルを続けていけば画力が上がる。
 素晴らしい。最高のサイクルだ。まさに性のカルノーサイクルだ。熱浴ではなく性欲を用いるところが味噌である。

 ただし毎回ランカシーレさんをメインに描いてしまうため、ランカシーレさんに対する画力しか上がらないのが大きな欠点である。
 過去にレビアちゃんやリーゼさんやエイミーのエロ絵を描いたこともあるが、気にしてはいけない。
 未来は僕らの手の中。


「味蕾も僕らの手の中……ああっ、やめてっ! ファブリーズするのやめてっ!」

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Author:パクリコン
ピチロの世界の住人。

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