走り出した筆はもう止まらない

 お手紙を再び書き始めた。

 スペインに宛てたお手紙が完成に向かいつつある。
 このカップル・オブ・デイズの休息のおかげで充分にエネルギーがたまった。
 ならばあとは書くだけだ。

 未来は僕らの手の中。


~~~

 お昼過ぎにゆっくり起きた。

 お手紙を書いていた以外は普通の一日だった。朝ごはんを作り、皆でお味噌汁をすすりつつ、日光浴もしながら、お散歩なんかもしちゃったりして、充実した一日を過ごせた。
 お手紙は明日のお昼までには完成するだろう。そうすればまた次のステップに進める。最強の実験のための最強のプロポーザルが作れるんだ。
 俺ってば最強ね!

「パクリコンさん、洗濯が終わったようでございます」
「よっしゃ、食器洗いが終わったら洗濯物を干すぜ! なんてったって俺は最強だからな!」
「パクリコンさーん、蛍光灯が切れたみたいー」
「よっしゃ、今日の散歩がてらに新しいのを買ってきてやるぜ! なんてったって俺は最強だからな!」
「おとーさん、水浴びがしたーい」
「よっしゃ、霧吹きで思う存分水浴びさせてやるぞ! なんてったって俺は最強だからな!」
「おとーさん、そろそろ土が乾いてきた」
「よっしゃ、好きなだけ水と栄養ドリンクを飲ませてやるぜ! なんてったって俺は最強だからな!」
「おとーさん、陽が陰ってきたみたい!」
「よっしゃ、絹琉と和浦を部屋の中にいれてやるぜ! なんてったって俺は最強だからな!」

 人間の言葉ではこれをパシリだとか召使いだとかいうらしいが、大黒柱は家族の第一の下僕であるべしという謎のノーブリスオブリージュに従ってパクリコンは今日も明日も彼女たちと一緒に暮らしてゆくのであった。

「俺はパクリコンだ。フフッ……怖いか?」
「声真似だーキャッキャッ」
「……本気で言ったのに……」
 ちゃんちゃん♪

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Author:パクリコン
ピチロの世界の住人。

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