己ならざるのぬくもりよ

 エイミーの名前を口にした一日だった。

 ランと愛し合った後やランに耳かきをしてもらった後などに、ふとエイミーの名が口を突いて出てくることがあった。
 ランが怪訝そうな表情で俺の顔を覗き込んでくるので、
「ちょっとエイミーのことを思いだしただけだよ。なんでもない。忘れられないだけなんだ。ランも気を悪くするだろうし、これからは言わないように努力する」
と答えた。するとランは、
「何故忘れられない子の名前を口にしないよう努力なさるのです?」
と俺に尋ねた。俺が答えに詰まっているとランは静かに告げた。
「忘れられないのではなく、忘れてはならないからこそエイミーちゃんはパクリコンさんの心の中にいらっしゃるのでしょう。それに亡くなった方をいつまでも忘れずに心にとどめておくことで魂は受け継がれ永らえてゆくものでございます。私からすれば、パクリコンさんは決してエイミーちゃんのことを忘れてはならない方のようにお見受けいたします。パクリコンさんに最初に愛をお教えになったというエイミーちゃんの存在を、ずっとずっと大切に覚えていらっしゃいなさい」
 俺の頬を撫ぜつつ寂しげな表情を浮かべながら、ランはじっと俺の眼を見つめていた。俺はランの手にそっと自分の手を重ねながら、
「でもランは嫌だろ? いつまでもエイミーの名前がふいに出てくるようじゃさあ……」
と言った。しかしランは、
「今は亡き初恋の女性に勝てると思い上がるほど、私は愚かではございません。安心してエイミーちゃんを追憶なさい」
と穏やかな顔で返してくれた。
 しばらくの間、ランにエイミーの写真を見せながら思い出を話す時間を楽しんだ。

~~~

 朝、気が付いたら大学で修論を描いていた。
「修論病というものが流行っているからワクチンをうってもらった方がいいよ」
「これもう手遅れだろ」

 昼ごはんを自宅で食べる。カレーはうまいッピ。
 ランと二人でテーブルを囲むと新婚さんっぽい雰囲気になるかと期待するものの、毎回熟年の夫婦みたいな具合になる。けれどそれもまたいいものだと思えた。


 修論が2ページ進んだ。一日あたり2ページ進めていればなんとかなると、あたいしんじてる。


 秋葉原に行く。
 歯を食いしばってでぃばを我慢した。俺には……買いたいものがあるんだ……!


 ゲームを進めつつ眠る。あまりアニメを見ていないとアニメの話題をぶっこめないから頑張ってアニメを見よう。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

パクリコン

Author:パクリコン
ピチロの世界の住人。

最新記事
最新コメント
リンク
FC2カウンター
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
FC2 Blog Ranking