快眠の日々

 寝ていた一日だった。

~~~

 気が付いたら夜の18時だった。
「すわ19時間睡眠か!?」
 ロングスリーパーもここまでくればさすがにギネスに載るだろう、と思った俺はランに尋ねた。するとランは怪訝そうな顔で、
「いえ、午後に一度お昼ごはんをご一緒いたしましたが……憶えていらっしゃいませんか?」
と答えた。

 外に出ようと思ったら雨だか雪だか霰だか霙だかが降っていた。まあそれでもダイガーク海峡に行って日付をまたぐけれどさあ。


 かつてないちんと呼ばれていたないちん略してないちんからメッセージが届いた。メッセージが届いたというか、人づてに届いたというか。
 内容は相変わらずアレだった。サークラとして生きていけば成功するタイプだ、と思った。
 にしてもこういうときに『他人をパシらせることによって生じる迷惑』よりも『自分の都合』を優先させるあたりがないちんらしいと思った。やはりサークラとして生きていけば(ry
 一方ランは鼻で笑って、
「『直接やり取りしたくない』という逃げを打っておけば、都合が悪くなったときにどうとでも逃げられる。そのうえ間接的なやり取りであるがゆえに、一方的に押し付けるだけ押し付けておいてばっくれることもたやすくできる。何も変わっておりませんね」
と言っていた。やはりないちんはサークラとして(ry
 そして俺とランがサークラ談義で盛り上がっているときに、レビアのつぶやいた、
「事実関係を考慮せずに被害妄想を膨らませて他人にその責任をなすりつけるのはサークラ以前の問題だけどね」
という言葉が妙に心に残った。今までその部分をはないちんの持つパーソナリティの一部としてしか思っていなかったけれど、言われてみればその部分はサークラとは全く関係が無いな。
とはいえ「全く関係が無い」と言い切れるほどサークラに精通していないので、もうちょいサークラの生態に触れることにしよう。そもそもらぼーちぇにサークラがいないのがいけないんだっ。


 もうすぐクリスマスである。クリスマスが近づくと、らぼーちぇの冬ライブの宣伝が活発になる。活発といえるほど活発ではないけれど、内輪向けであれ何であれ宣伝なるものをやっていることには違いない。
 らぼーちぇのライブでは、いまだに『誰かが過労で倒れた時点で失敗だと認識する』という姿勢はできていないようだった。いつまで経っても企画・予算・マンパワーの使い方が下手で、最後には『失敗しなかった部門』だけが失敗しなかった点について強調している。もちろん大学のサークルなのだから部員が多少血反吐を吐こうが血尿を出そうが知ったこっちゃない、というので通じはするのだけれど、それをいつまで経っても変えようとしないのは進歩が無い。毎年「そりゃあ皆さんはウルトラマンが好きだし、ウルトラマンによって破壊された建物を建て直す人なんて視野に入れないもんなあ」という具合でやっていく人たちを不憫に感じる。企画者が後にブラック企業に就職して「残業をしないと維持できない会社は会社として失敗している」と悟るのは勝手だけれど、その勝手に振り回された人たちのことを思うと泣けてくる。
 個人的にらぼーちぇというサークル自体は好きでもないし、好印象を抱いたことや愛着を感じたこともない。けれど「めーぷるやまっちょのメンバーが好きだったから」とか「先輩がいい人だったから」という理由で続けていたので、後悔の類を感じたこともない。同期には割とクズが多かったけれど、「まあめーぷるとまっちょがあるしな」と思えばめーぷるやまっちょのメンバーとやっていけた。
 パクリコンの中での「めーぷる」や「まっちょ」とは、それぞれメンバーが4人しかいなかったころのそれらを指す。正直あのアカペラバンドサークルにおいて、4人という最低限ギリギリのメンバー数で活動を続けて、特にこれといって終わりを感じることもなく、和気藹々とやっていけたのは本当にメンバーが良く出来た人だったからという理由にほかならない。らぼーちぇ内に存在するクズによって与えられるデメリットよりも彼等とともにいることを優先したくなるくらいなのだから、各々のメンバーの人の良さは相当なものだろう。もちろん人同士の相性はあるから、あくまでこれは『パクリコンからすれば』の話に過ぎない。けれどやっぱり「良かった」と思えるのは彼等彼女等のおかげだとつくづく思う。
 心残りがあるとすれば、まったくと言っていいほど後輩と接せられなかったことだ。いまだにゆずちゃんとみぃくんくらいしかろくに知らない。そりゃあまあ今となれば接点が無いのだから当たり前だけれど、なんだか勿体ない。

 そんなことを思いながら修論を書いていた。
 いや……もう修論のことはいいんだ……。俺は未来に生きる……。

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Author:パクリコン
ピチロの世界の住人。

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