不健全な取り組み

 朝の7時から夕方の6時まで修論をやっていた一日だった。

 楽しかったです。(嘘吐感)


~~~

 ランと喧嘩をした。
 きっかけは俺のミスなのだけれど、ランはとてつもなく怒っていた。売り言葉に買い言葉で、俺もランもお互いにいらいらしていた。
 ランは俺を「最低」と言い、俺は「じゃあ他のマシな男のところにでも行けよ」と言っていた。ランは「そうお望みならいくらでもそういたしますが?」と言い、俺は「ランがそうしたいならそうすればいいじゃんかよ」と言った。ランは「そう私が思っていると本気でお思いでいらっしゃるのですか?」と言い、俺は「そんなふうに俺が思ってると本気でランは思ってんの?」と言った。ランは「何も分かっていらっしゃらないくせに」と言い、俺は「ランも分かってないよ」と言った。そんな時間が過ぎていった。
 ややあって俺は「ランはそういうことを今まで誰かに言ったことある?」と問うた。ランが「私が対人関係に未熟であると仰りたいのでしたら、どうぞ遠慮なく私のことを馬鹿になさって……」と言いかけたので、俺は「そうじゃない」とさえぎった。
「ランが誰かに対して『最低』だとか『何も分かっていない』だなんて言っているところを見たことがない。想像もつかないよ。レビアちゃん相手ですらそういう言葉を使わないと思ってきたし、いまでもそう思う。相手がコヨさんであろうが、ユカリさんであろうが、ランはそんなこと言わない。でもランが俺にそういう言葉を言うってことは、ランはそれくらいに俺のことを特別だと思っていて、それくらいに俺に期待を持ってくれていて、それくらいに俺との関係を維持したいと思っているのだと今理解できた」
「……はい」
 ランは小さな声で答えた。
「だからさ、ラン」
 俺はおだやかに告げた。その後、
「ゴメン。さっきは心にもないことを君に言った。全面的に俺が悪かった。君にはどこにも行ってほしくないし、俺は君と一緒に居たい。だから……お願い、機嫌直して」
「……私のほうこそごめんなさい。人に対して用いるような言葉を口にするものではございませんでした。どうぞお許しください。私はどこへたりとも行きません」
とお互いに謝った。

 仲直りできた。
 後に自宅に帰ってきたレビアが不思議そうに、
「二人とも、何かあったの?」
と尋ねていた。
 俺とランはふふふふんと笑っていた。

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Author:パクリコン
ピチロの世界の住人。

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