修論の終焉

 修論を提出した一日だった。

 修論を提出し、パクリコンの修士生活は無事幕を閉じた。あとは卒業式で「あおげばとうとし」や「ほたるのひかり」などを歌えば万事オッケーである。
 卒業……式…………?

 国際学会のアブストラクトを書いていた。一瞬で終わった。フォントサイズを調節すれば体裁よく用紙内を埋められそうだ。国際会議ではペラペーラ喋ってこよう。
 最近の吉本新喜劇では「ペラペーラ」ギャグが用いられていないらしいので、少しさびしい。十年前は「ペラペーラ」ギャグ目的で吉本新喜劇を見ていたのに、惜しいものだ。

 修論を製本した。製本していろいろな人に配るためだ。主査、副査、研究室内の人、あとは親戚に数部配っておけばいいだろう。ククク……この俺を物理に行かせたことを後悔するがいい。
 素直に医学部に行かせておけば修論なんて書くことなかったろうにね。

 自宅に帰り、秋葉原へお散歩に出かける。
 苺ましまろの7巻を買った。あとで確認したら、7巻は既に持っているものだった。まあいい、予備用だ。あとで保存用を買おう。


 今日の昼間の事、ランはやたらしょげていた。俺が、
「ご飯作るから少しだけ待ってて」
と言うと、ランは、
「いえ。今日くらいは外で戴きましょう。わざわざあなたに作っていただかなくてもよろしくございます」
と返した。なので俺が、
「すぐ作れるし、わざわざ外で食べなくてもいいんじゃない?」
と尋ねると、ランは割とめげているような声色で、
「それは……私の申すことなどどうでもよいということでしょうか……?」
と尋ね返してきた。なので俺は、
「ううん、そんなことない。ならランのやりたいようにやろう。一緒にご飯食べに行こう」
と誘ってランと一緒に昼ごはんをいつものお店で食べた。
 テーブルの向かい側で料理を食べるランは、時折俺の方を見てはしゅんとなっていた。なのでそのたびごとにランの頭を撫ぜてやった。ちぢこまるランが愛おしく思えた。

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Author:パクリコン
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