俺達のエンタメ

 キリくんが学ランをマントのように羽織っていた一日だった。

 ダークコアによってディザスターフォースを手に入れたキリくんがまさに我修羅とならんと言わんばかりの勢いで牙王くんにファイトを挑んでいた。戦国学園編ではなんとか闇堕ちを回避したはずのあのキリくんが、である。無論誰もが「いずれこうなる」と思っていたものだったが、まさかその「いずれ」が「今」だとは誰一人として予想だにしていなかったので吃驚仰天ここに極まれりだった。なんてこったい。
 戦国学園編とは何だったのか感を凌駕するくらいに、主人公側のみならずケムケムやくっころをはじめとしたイイヤツの出番が多かった点は戦国学園編の紛れもない魅力のひとつだ。それに、荒神ロウガを手先とする黒幕に一歩一歩近づきつつも仲間を増やしてゆく、という名場面・名ファイトが多くて熱かったのもまた戦国学園編の大きな魅力である。無論半分くらいは「この子とも和解して以前よりも仲良くなるんだろなー」と思いつつ見ていたものだったが、それでもなお「彼等彼女等が抱える問題をバディファイトで解決する」という表現の上で様々な思いが交錯し、時には涙しながらも篤い友情がはぐくまれてゆく様はじつに見ごたえがあった。そしてこの後に起こるであろう大波乱に際して、戦国学園の四鬼将(のうち、レア麿とくっころとケムケム)が満を持して応援に駆けつける様はかなりの見ものになるだろう。荒神ロウガ先輩もぜひとも最後には牙王の友情パワーに触れて笑顔になってほしいものである。俺とジャンケンしてくれよ、荒神先輩!
 なんといっても、バディファイトでは爆くん・くぐるちゃん夫婦が可愛いのでじつに楽しい。くぐるちゃんによる「んもー、爆ちゃん!?」というセリフを週に一回は聞きたくなるものだし、この夫婦の齢12歳とは思えない風格には癒されたいと感じるものだ。是非ともバディファイトスタッフには爆くんの「機械を見ると分解したくなる」という性癖を利用した回をストーリー本筋に組み込んでほしいところである。それから爆くんにおなか一杯ごはんを食べさせてあげてほしい。爆くんを見ているとそれを切実に感じる。
 テツヤくんが韻を踏んだラップ(「げつYO、おはYO、テツヤだYO」、3-3-5のリズムである点もまた良い)を口にしていたので、彼等の中にも時間の流れや成長といったものが脈々と描かれているのだなあ、と感じた。バディファイトに触れるたびに幸せになれる。いいものだ。

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Author:パクリコン
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