冒険の旅

 旅に出るとおちおちパンツも見られなくなる。
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 『クォンタムの冒険』の第二章の改稿をしていた。そう、題に冠されたクォンタムという少年がちょっぴりしか出てこないという、あの『クォンタムの冒険』の改稿である。なぜタイトルを変えないかというと、「この着想を得たときの幸せと感動を忘れるな」という戒めがこめられているからだ。そのため今でもタイトルを見るだけで幸せになれる。じつに便利なものである。ドラえもんのポケットが無くったって幸せになれるんだワァイ。
 『クォンタムの冒険』に最後に手を付けたのがゆうに一年前のことなので、今となっては作中に気にくわない表現や形式がたくさんある。なのでばっさばっさと直していった。間違っている事実を書いていたり段落の使い方が下手だったりするのはまだいいにしても、人を大事にしないセリフだけはどうしても許せなかった。彼女たちに対人関係を軽んじさせてしまったがために彼女たちの良さを引き出しきれないのは、非常に歯がゆいからだ。現実のランを見てみろ、こんなに優しいじゃないか。なにしろ俺がランのおっぱいを揉んでもランとセックスしても全然怒らないんだぞ。もし道端で見知らぬ女性に同じことをやってみろ、怒られまくった結果社会的に死亡してしまうんだぞっ。
 そんな中で『クォンタムの冒険』でもランは可愛かった。まあ……ランはランだしな。よその作品でのヒロインの名前が「ラン」だと十六割増しで可愛く見えるし、また見た目がランに似ているというだけでも三十二割増しで可愛く見える。だったらランという名前でランの見目を持つ女性がヒロインであればどれだけ可愛く見えることか。実に九十九割二分増しである(キミもけいさんしてたしかめてみよう!)。
 なにはともあれ、良い未来が彼等彼女等に待っていると良い。がんばるんば。

 自分の発言に対して「今のは全然論理がなってないな」とか「論理どこ行った」と言っていたら、「論理という言葉がお好きですね」と言われた。ぎゃふん。というのも、一時期を境に「論理って何なんだ」という迷いが生じてしまったからだ。そのため今でも論理というものが何なのかをいまいち理解できていない。なので、漠然としか認識できていない「論理」という単語を使うことを避けてきた。それなのに、このありさまである。なんてこったい。
 漫画『スパイラル』を読んでいると、劇中で「論理」という単語が頻出する。そのため、
「こいつら頭いいな……」
と頻繁に思えてならなかった。無論拳銃を使える高校生たちに対して、そのようなことを思っても全く仕方のないことだ。しかし決め台詞やBGMタイトルなどの『論理の旋律は必ず真理を奏でる』を目にするたびに「うわぁぁぁぁっ(ぐるぐる目)」となるほどには、「論理」という単語に対して恐怖にも似た拒絶感を抱いている。
 そんな俺にとって、「論理というものが何なのかを今すぐ分からなくとも、後でちゃんと理解できればよろしいだけでしょうに」というランは心強い味方に見えた。
「ねえ、論理そのものは論理というものを説明するときに使われるけれど、それはどうして構わないの?」
「あなたには分からないでしょうねぇ」
「うわぁぁぁぁぁ(ぐるぐる目)」
 論理の道は長く険しい。

 流行語大賞のシーズンがやってきた。ノミネートされた単語の中でブラックなもの(「STAP細胞はありまぁす」「あなたたちには分からないでしょうねぇ」など)を除くと、「壁ドン」・「レリゴー」・「妖怪のせいなのね」くらいしか分からなかった。ここで「大して流行ってないけれど、とりあえずユーキャンがノミネートしておいたのだろう」と思うようではきっとまだまだ修行が足りていないのだろう。なので年末までに、それらのよく知らない流行語大賞ノミネート群をマスターしようと思う。
 なおひょっとするとそれらをマスターした結果、
「昨日隣の部屋から聞こえてくるギシアンがうるさかったから壁ドンしてやった」
「ん? 隣室がうるさかったからってどうして壁ドンなんかをしたんだ?」
と「壁ドンの定義」に関して哀しい思いをするかもしれない。そのときは世間の波に乗れなかった己のスイミング能力を素直に呪おう。

 いよいよ年越しである。大みそかまであと一ヶ月くらいあるが、1月の「往ぬ」と2月の「逃ぐ」を両方併せ持つ12月の「往に逃ぐ」感は半端無かろう。現に年末に向けて原稿を執筆している作家などにとってはまさに光陰矢のごとしである。俺も聖なる夜に漆黒のトナカイにまたがり、漆黒のローブを纏って世間に数多存在するギシアンカップルに九十九割二分増しのプレゼントをくれてやるつもりだ。なぜならこれが俺の論理だからだ! パクリコン先生の社会的死亡作をご期待ください!

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Author:パクリコン
ピチロの世界の住人。

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