溶朝の瘴茎は苔滑らか

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 今日は再び冬の寒さがやってきた。そのためか、パクリコンのおなかはものの見事にブレイクダウンしてしまった。その結果現在のパクリコンは、以下のような様を呈することとなった。さながら今のパクリコンには、「お腹の中にサーキュレーターを埋め込まれているかのようだ」という表現が似つかわしいだろう。トイレの中で、
「ウォッシュレットのある時代に生まれてよかった……!」
と思うパクリコンを誰が責められようか。
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 さて、そういうおなかの具合にもめげず、今日は静かにお隣のサザンカを愛でていた。サザンカとは、赤くて丸くてほろほろした花と、小さくもしっかりした葉が特徴的な、日本の冬を代表する植物だ。特にサザンカの花びらが一枚一枚散ってしまう様は、人をして諸行無常を認識しめてくれる。サザンカはとても愛らしく、温かい植物だ。そんなサザンカがお隣に瑞々しく育っていたのだから、愛でない手はあるまい。
 サザンカは両花性である。したがってそのぷくりと膨れ上がった雌しべに自らの花粉をちょんちょんと付けてあげるだけで、容易く自らの子を授かる。ややあって「自家受精ばかりでは面白くあるまい」と思ったパクリコンは、別の株から花粉を持ってきて受粉させてみた。一見何も変化が起きていないようにも思えるが、きっとこのサザンカの中では目まぐるしく生の営みが行われるのだろう。少しでも多種多様な子供たちが生まれますように、という思いを込めて、パクリコンは働き蜂のように花粉を運んでいた。
 ひとしきり受粉ごっこを楽しんだパクリコンは、自室に戻るやいなや、愛すべきトイレに駆け込んだ。何しろ爆発寸前だったからだ。いつもならここで「あと二十分はかかるか……!」と覚悟を決めねばならないのだが、何故かその時はスカトロジックな物質達はおとなしく我が外肛門括約筋に従った。おお、やればできるじゃないか。
 パクリコンはふと、先ほどまで愛でていたサザンカのことを思い出した。あの子が俺の排泄物を宥めてくれたのかな、とも思った。やはりサザンカは愛すべき植物だ、と感じた。

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Author:パクリコン
ピチロの世界の住人。

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