不思議の国の声、奮闘記の9

 VOW漫画のサブヒロインの一人は、容姿が遊城十代に似はじめて、口調がコヨさんに似はじめてきた。
 これはひとえに、俺の中で「互いの信条がぶつかり合った時の口調」が数パターンしかないのが悪い。容姿に関しては、「何も見ずに描いていたら、そりゃあ好きな容姿に近づくものだ」というイイワケで我慢してもらうことにしよう。

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 何年かぶりに東方の同人誌を買った。発情期の犬走椛がハクロウ相手の熱いセックスに溺れてゆく、という同人誌だった。
 8ページしかないのに、犬走椛の抱える欲求不満やそれゆえにハクロウ相手に獣姦せざるをえない葛藤が緻密に描かれていてぐっときた。思いのほか膨張した陰茎とほとばしる精液によって犬走椛の膣内がぱんぱんに膨れ上がるシーンや、ハクロウと接続したまま引きずられた犬走椛が果てるシーンなども、じつに見事だった。犬走椛の口調は前求問口授のものだったが、文脈上「普段の凛々しい椛とは異なるメスの椛」であることが暗に描かれていて、なお素晴らしかった。セックスを重ねるごとに激しくなっていく犬走椛の絶頂や、次第に乱れてゆく理性の呈された表情なども、筆舌尽くしがたいものがあった。
 やがてそう感じた後にふと「違う。そうじゃない」と思った。そういう「どこが良いのか。どう良いのか。なぜ良いのか」と言った考察は、犬走椛を前にするとあまりにも無粋すぎる。犬走椛といういわば「歴戦の最強版権嫁」を「良い」と感じることは俺にとってもはや自然法則の一部であり、大宇宙の真理だと言っても過言ではないからだ。それよりもむしろ今の瞬間に心の奥底から湧き出でる、
「うわぁっ、もみちゃんもみちゃん、可愛いよ、えろいよ、好きだよぺろぺろぺろぺろ、もみちゃん、うひゃあ、ごくぶとちんちんでどろどろべちょべちょのもみちゃん、うへあはー、もみちゃんのはつじょうヴぁぎなにおれのレイビーズバイトをエクスペリーズカナンしたいよぉ!」
という情動そのものを楽しむべきだ。
 犬走椛が教えてくれたことは非常に多い。しかしこういう「長旅の途中で実家に立ち寄ったときにふと垣間見える真理」のようなもまた、彼女の与えてくれた大切な教えの一つではなかろうか。
 そんなことを思ったのちに、俺は犬走椛のフィギュアを綺麗にしようと決めた。

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