ケツまくって結膜炎

 活動範囲が変わったとしてもどこかで作り続けているに違いない、という漠然とした期待を安易に持てなくなった一日だった。
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 WEB上でしか知らない人がいつの間にか活動休止したりいなくなったりする……という現象をよく目にするようになった。そのような現象に対して、これまでは、
「きれいなおよめさんでももらったのだろう。ははっ、こやつめ」
と名推理をぶちかましてきたものだった。そしてその名推理を披露したのちにも、
「まぁでも、どこかでなんとなく生きていれば、多からずともその人の創作物は残されるさ」
とどこか楽観的な心持ちでいられた。
 29歳オスの猫の人を見かけなくなったとときにも、初めこそ、
「ついにこの時が来たか……ッ!」
と右手を握りしめてしまったものだった。しかしそれでも心のどこかでは、
「彼ならフレンズの力によって、いくらでもパワー充填できるだろう。ふたたび颯爽と登場してトゲにゃるペニスを振るうことも、彼ならやってのけられるはずだ」
と安心しきっていた。
 みかげかわいい総本山の人が撤退したときも、
「俺もちゃんとやっていかないとなぁ」
くらいにしか感じなかった。誰しも事情があるだろうから、己の活動範囲を変えることなんて大きな問題ではない。それに、その程度で当人の価値が損なわれたりするはずもない。いるならいるでよし、いないならいないでよし、残った人が頑張るだけだ……くらいにしか思っていなかった。

 その楽観的な心持ちも、去年の暮れから抱けなくなった。いつぞやの悲しいことがあって以来、「もう描けないんじゃないか……?」「もう作れないんじゃないか……?」という焦燥は強く身を焦がした。長らくご無沙汰だったペンを握ったときの、
「俺はいま、何を描けばいいんだっけ……?」
というあの右手の強張りは、そう容易く解消できるものではなかった。
 あれからリハビリを続けてはきたものの、それらに起因する「このまま俺がいなくなったら、この後いったいどうなるんだ……?」という虚無は消えてくれなかった。

 活動範囲を変えるだけのことがあったということは、かつてと同じような創作ができる保証が無くなってしまったということだ。
 そう肝に銘じるようになった。

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Author:パクリコン
ピチロの世界の住人。

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